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DATE: 2014/03/23(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
シャヴァンヌ展 水辺のアルカディア

上げるのがだいぶ遅くなりましたが、会期終了間際にシャヴァンヌ展に行ってまいりました。

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌは19世紀フランスの画家で、後に印象派などにも大きな影響を与えた巨匠ですが、日本ではほとんど知られていません。自分も正直まったく知りませんでした。(後で作品だけは以前に観たことがあったと気づきましたが、名前を把握しておりませんでした)
主立った作品が壁画のため、なかなか来日が難しかったということもあるかと思います。

今回、シャヴァンヌ作品が一堂に会した会場に入り、その静謐な世界に魅了されました。



「諸芸術とミューズたちの集う聖なる森」

ポスターでも使われている、今回の目玉作品。
大版作品のため縮小画像になってしまいますが、実物を観ると神秘的な世界に吸い込まれそうになります。淡く煙るような色使いが神話のモチーフとマッチしており、本当に天上の世界が目の前に広がっているかのような錯覚に陥ります。
実際には教会の壁画ですので、本来の現場で鑑賞すればさらにその実感が増すだろうと思います。
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DATE: 2014/03/02(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ザ・ビューティフル 英国の唯美主義

先日、三菱一号館美術館で開催中の「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義」展に行ってまいりました。
日本ではさほどなじみのない画家が多いせいなのか、休日だというのに人があまりいなくて、お陰で落ち着いてゆったり観られました。(しかし、これでいいのかという疑問も)
ちょうど同時期に開催中の「ラファエル前派展」と画家もかぶるので、両方見比べるのも面白いと思います。ラファエル前派の方もチケット購入済みなので、そのうち観に行く予定です。

今回は内覧会ではないので写真撮影は当然できません。そのため、気に入った作品をいくつか記録しておきます。



アルバート・ムーア「真夏」
今回の目玉として、ポスターに使われている作品。
実物はかなり大きく、とても迫力があります。会場が空いていたお陰で、近寄ったり離れたりして、その細部のなめらかな筆遣いまでじっくり堪能することができました。鮮やかなオレンジが目を引きます。部屋にこんな絵を飾ったら、一気に華やかになるだろうなと思います。
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DATE: 2013/12/08(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ターナー展


先日、東京都美術館で開催中のターナー展に行ってきました。会期がそろそろ終わるので、慌ててチケットを買いに行きました(苦笑)
チケットショップでもすでに前売券は売り切れており、当日券の割引が……たったの20円……でした……もうそれなら定価でいいよなレベルでした……

気を取り直して会場へ。
今回はターナー作品のみの展示で、その生涯と作風の変遷を追ってゆくという企画でした。
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DATE: 2013/10/07(月)   CATEGORY: 美術展レビュー
三菱一号館美術館名品選2013

先日行われました、「三菱一号館美術館名品選2013」会期直前の特別鑑賞会に参加させていただきました。
今回は三菱一号館の所蔵品から初公開を含む149点が展示されております。

目玉となっているのがこちら。


ピエール=オーギュスト・ルノワール「長い髪をした若い娘」

ルノワールの後期の作品と比べると、輪郭がはっきり描かれているのがこの作品の特徴。ラファエロやアングルなどの古典作品から学んでいた時期だそうです。ルノワールらしさがやや薄くなっていますが、古典作品好きな自分としては、正直こちらの方が好みです(笑)
ちなみにモデルは不明で、ほとんど登場していないそうです。きりっとした芯の強さが感じられる女性ですが、全盛期の頃のモデルと比べてみると雰囲気がだいぶ異なるので、あまりルノワールの好みのタイプではなかったのかもしれないとのことです(苦笑)
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DATE: 2013/09/16(月)   CATEGORY: 美術展レビュー
ルーヴル美術館展 ―地中海 四千年のものがたり―

9月13日、東京都美術館で開催中の「ルーヴル美術館展―地中海 四千年のものがたり―」内覧会に参加してきました。

本家であるルーヴル美術館は、現在以下8つの美術部門があります。
・古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術
・古代エジプト美術
・古代オリエント美術
・イスラム美術
・絵画
・彫刻
・美術工芸品
・素画・版画
この8部門の壁を取り払い、「地中海」という一つのテーマにまとめた展覧会が、今回の「ルーヴル美術館展」です。これはルーヴル史上初の試みだということです。
もともと古代ギリシア・ローマ史や文化が好きな私には、願ってもないテーマです。

地中海周辺地域となるとほぼ同じ気候帯に属すため、植生が共通し、さらにそこから生活習慣・食事も似通ってくるようになります。
その限定された地域において、4000年に渡る時間の中で推移していく文化の流れがわかりやすく展示されておりました。
言ってみれば、まさに世界史の教科書や図説そのままです。(世界史の授業って本当に地中海地方中心だなあと思いますね……)しかも現物ですから、迫力が段違い。


序章の展示「気候と三つの作物」、これは小麦・ぶどう・オリーブを指します。その中でも解説してくださった学芸員さんのオススメがこちら。



右:「ボワッソー升(小麦を量る升)の形をした耳飾り」

他にも下のように、葡萄の房の形の耳飾りや首飾りもあるのですが、そういうものは現代でもよくありそうですよね。しかし小麦用の升というのはなかなか斬新(笑)



最近では理系女子向け(?)に化学式模様や基盤のアクセサリーも密かに人気らしいですが、これも昔の理系女子向けだったのでしょうか。
というか、今でもこのレプリカ売ってくれれば欲しいです。ミュージアムショップにはありませんでしたが。
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DATE: 2013/07/08(月)   CATEGORY: 美術展レビュー
プーシキン美術館展 フランス絵画の300年

7月6日、横浜美術館で始まった「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」の内覧会に行ってきました。
実はこの展覧会、2年前の2011年4月に開催される予定だったのですが、その直前に東日本大震災が起こり、頻発する余震や原発事故の影響によりロシア側が作品の貸出を見合わせたため、急遽中止となっていたのです。私も当時楽しみにしていて、割引券も持っていたのですが、まさかこうして再び実現し、しかも内覧会にまで行けるとは思ってもみませんでした。

学芸員さんのお話によれば、2年前のあの震災は作品がロシアを出発する4日前のことだったそうです。まあ、それは神経質にもなりますよね。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。無事開催できて良かったです。
そして、やはりその中止により楽しみにしていたファンが初日に押し寄せたのか、この日は開館時間前に200人以上の行列ができていたそうです。

ところでロシアの美術館といえば、真っ先に思い浮かべるのはエルミタージュではないでしょうか。自分もプーシキンは2年前の告知まで知らなかったクチですが(苦笑)
この名前になってからはまだ日が浅く、元はモスクワ大学附属アレクサンドル3世美術館という名前でしたが、1937年に詩人プーシキンの没後100年を記念して、この名称に改められたということです。

コレクションの担い手は、最初は王室、やがて19世紀になるとイワン・モロゾフ氏とセルゲイ・シチューキン氏という2人の大富豪の名が挙がります。両者ともロシア革命の翌1918年に財産を没収されてしまい、邸宅も美術館に姿を変えたそうです。

今回の展覧会では17~20世紀までの約300年にわたるフランス絵画の変遷を、特に人物画に注目して見ていこうとする試みです。実際、展示されているのはほとんどが人物画です。こういうのはちょっと珍しいかもしれませんね。

その中でも気に入ったものをいくつかご紹介します。


ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル「聖杯の前の聖母」

第2章「19世紀前半―新古典主義、ロマン主義、自然主義」の目玉作品。
新古典主義らしい、筆の跡も残らないような滑らかな質感、陶器のような肌。そして「グランド・オダリスク」「トルコ風呂」と同様、マニエリスム的な人体の引き伸ばし技法がここにも使われています。
アレクサンドル皇太子(後の皇帝)が自ら依頼した作品で、背後にはアレクサンドルとその父ニコライ1世の守護聖人、聖アレクサンドルと聖ニコライの二人が描かれています。

<参考>

↑グランド・オダリスク

↑トルコ風呂
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DATE: 2013/07/03(水)   CATEGORY: 美術展レビュー
エミール・クラウスとベルギーの印象派

会期がそろそろ終わるので、6月29日に東京ステーションギャラリーで開催中の「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展に行ってきました。

実は東京都美術館の「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の肖像」展の帰りに寄ったのですが、前者の方が規模も知名度もはるかに上にも関わらず、このエミール・クラウスの方が個人的にはかなり印象に残りました。
印象派というとフランスのイメージしかなく、ベルギーの印象派の画家のことは全く知らなかったのですが、一目で吸い込まれるように見入ってしまいました。



「レイエ河畔に座る少女」


「昼休み」


クラウスはフランスの印象派から影響を受け、独自のルミニスム(光輝主義)と言われるスタイルで、驚くほどの「光」の追求を続けた画家だそうです。
時代とともに次第に絵の中の光が強まっていくのが伝わってきました。
個人的には初期の緻密な表現の方が好みです。
スイスの画家アルベルト・アンカーやバルビゾン派のコローを思い起こさせるような筆致です。(自分の好みがはっきりとわかりますね(苦笑))




風景では、上の「タチアオイ」が素晴らしかったです。まるで上から本当に照明を当てているのかと錯覚するほど、神々しいまでの光の中に咲き誇るタチアオイ。いったいどんな目をしているのだろうかと思ってしまいますね。

ベルギーの印象派についてまたいろいろ調べてみたくなりました。
決して大きくはない展示室ですが、非常に良質な展覧会でした。
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