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DATE: 2007/03/25(日)   CATEGORY: ルネサンス
洗礼者聖ヨハネ

レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者聖ヨハネ」
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聖女が続いたので、今度は男性の聖人を載せてみようかと思います。
というわけで、聖人の中でも非常に有名な洗礼者聖ヨハネです。
まだ頭角を現していないイエスの中に神性を見いだし、洗礼を与え、後には王に諫言し、ダンスの上手い王女によって生首にされてしまうという、聖書の中でもいろいろと忙しい人です。ユダと並んでドラマ性に富んだ人ではないでしょうか。
(それにしても何ていい加減な説明なんでしょうか・・・)

「洗礼者」をあえてつけるのは(英語なら"John the Baptist")、十二使徒の一人聖ヨハネと区別するためです。ちなみにヨハネは、ダ・ヴィンチ・コードの中で女じゃないか、マグダラのマリアじゃないか、キリストとペアルックじゃないかとさんざん言われていた人です。

キリストの右隣の人。マリッジのMだの何だのといろいろ言われてましたね~。


さて、話は洗礼者に戻しましょう。
数ある洗礼者聖ヨハネの中でも、最も色っぽいのがこのダ・ヴィンチの作品ではないかと思います。もはや性別すらも超越しております。さすがはレオナルド先生です!!
本来はもっと枯れた感じの人だと思うのですけどね・・・これでは教会に飾って「聖人の苦難を思え」と言われても誰も納得できません。


こちらはカラヴァッジョの洗礼者聖ヨハネ。これもまた色っぽいです。オールヌードなのもありますよ。


ジョルジュ・ド・ラトゥールの「荒野の洗礼者聖ヨハネ」。
ラ・トゥール作品の重要なキーである光源のアイテムをなくし、さらに静謐さを与えています。
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DATE: 2007/02/11(日)   CATEGORY: ルネサンス
魔女キルケ

ドッソ・ドッシ「魔女キルケ」
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キルケは太陽神ヘリオスの娘。オデュッセウスが彼女の住む島にたどり着くと、一行に薬を飲ませて姿を豚に変えてしまいます。
オデュッセウスはヘルメスから与えられた薬で、部下の姿を元に戻しますが、その後も案外居心地が良かったのか、1年ほど島にとどまり続けました。
そろそろ故郷に戻りたいと部下から言われ、ようやく島を離れることにしたオデュッセウスは(その間に二人には子供も生まれますよ)、キルケから航海の秘術を授けられます。それが、あのセイレンの歌声を聴いてはならないというものでした。

さて、そんなわけで今回ご紹介するのは「魔女キルケ」です。
「豪華な衣装を着た美女」というリクエストを頂いていたのですが、さてどうしようかと悩んだ末、こちらを選ばせていただきました。
豪華な衣装を身にまとい、堂々とした姿で描かれるキルケ。とはいえ、豚もオデュッセウスも描かれていないため、善良な魔女メリッサではないかという見方もあるそうですが・・・しかしこの魔女、自分の目にはかなり強そうに見えるのですが。(汗)
少し怯えたように見える犬も、元人間。鎧が転がっていることから、元は騎士であると想像されます。
後方に見えるのは、恐らくオデュッセウス一行。この後、どんな運命が待ち受けているかも知らず・・・。

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DATE: 2007/01/20(土)   CATEGORY: ルネサンス
レダと白鳥

チェザーレ・ダ・セスト「レオナルドの《レダと白鳥》の模写」
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ダ・ヴィンチの作品ではありませんが、後継者であるセストの模写だけあって、どことなく雰囲気を残しているように思えます。当然、スフマート法も駆使しています。

今回も引き続きギリシア神話から・・・好色一代男の物語より。
ゼウスが今回目をつけたのは、人妻。スパルタ王テュンダレオスの妻レダでした。さすがに人妻では堂々と近づけず、レダの好きなもの・・・すなわち白鳥に変身して近づき、またもや手に入れてしまいます。

白鳥の姿だったため、子供は卵の姿で生まれました。
一つの卵からは、カストルとポルックス。後に双子座となる兄弟。
もう一つの卵からは、ヘレネとクリュタイムネストラ。後に有名な叙事詩や悲劇で語られることになる、美女姉妹です。


・双子座
兄カストルと弟ポルックスは仲の良い兄弟でしたが、弟のみが不死身でした。ある日、兄が死んでしまったため、嘆き悲しんだ弟は神に頼んで星座として天に上ったという・・・。
これが、子供の頃に私が知った双子座の神話です。が、ウィキペディアなどでは「兄が死すべき運命であったため、弟は神に頼んで自分の不死を兄に半分分けてもらった。その後、一年の半分は天上で、もう半分は地上で仲良く暮らした」などと書かれているので、諸説あるのでしょうね。

・悲劇の姉妹たち
卵から生まれた双子の姉妹、ヘレネは恐らく史上最も有名な美女ではないでしょうか。それも傾国の。何しろファウスト博士が呼び出したくらいですからね。
ご存知、トロイア戦争の原因となった女性ですが、その姉妹であるクリュタイムネストラもまた、アイスキュロスのギリシア悲劇「アガメムノン」などで知られる人物です。

クリュタイムネストラは自分の愛娘イピゲネイアを夫アガメムノンに殺された(トロイア戦争での出征時、嵐を鎮めるための人身御供にされた)ことで憎悪をつのらせ、愛人である家臣アイギストスと謀って夫を殺害します。が、後に娘エレクトラと息子オレステスによって愛人ともども殺されてしまうのです。(そしてこれが後に、母を嫌う娘の心理用語エレクトラ・コンプレックスとして知られることになるのです)

・・・どんどん話が大きくずれました。すみません。
ただ、卵から生まれた子供たちがタダモノではありませんと伝えたかっただけです。
(なお、クリュタイムネストラは異父姉妹であるという説もあります)


さて、この作品。何やら白鳥の目つきが怪しいです。いかにも好色そうな・・・いやいや、これでも立派な神様のはずですけどね。

なお、ダ・ヴィンチの模作は他にもあります。↓

いずれにせよ、エロティックな雰囲気は相変わらずであるようです。
ああ、ダ・ヴィンチの手による作品が見たかった・・・!
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DATE: 2007/01/07(日)   CATEGORY: ルネサンス
ガニュメデス

コレッジオ「ガニュメデス」
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連作である「ユピテルの愛の物語」の一つ、「ガニュメデス」。
ガニュメデスはトロイア建国者トロスの息子で、類稀な美少年でした。そこに目をつけたゼウス(すなわちユピテル)は、美少年を酒注ぎとしてはべらせようと、鷲に変身してガニュメデスを攫ってしまいます。(鷲を遣わせたという説もある)
そうして酒の入った壺を持つガニュメデスの姿は水瓶座となり、そのそばには鷲座が天球で輝いているのです。

コレッジオの作品は、実に見事に誘拐シーンを劇的に描いております。不安そうな美少年の表情も秀逸です。この作品は、同じくゼウスが目をつけた美女「イオ」の絵と対になっております。

同じテーマの作品を見比べると、画家によってずいぶんと解釈が違うことがわかります。


こちらはルーベンスの「ガニュメデスの誘拐」。
コレッジオの作品よりもガニュメデスが成長していて、かなりなまめかしい雰囲気をかもし出しています。色っぽい裸体はルーベンスの得意技ですしね。


さてこちらは問題作。レンブラントの「ガニュメデスの略奪」。
ええと、赤ん坊ですか・・・? この子を攫って、どうしようというのでしょうか。恐怖のあまり、粗相までしてますよ。水瓶を持つことさえできないと思うのですが。そもそも美少年かどうか、まだわからないお年頃ではないでしょうか。
いったい何を思って描いたのか、レンブラント本人に問いただしてみたいです。

あと、ナトワールの作品も紹介したかったのですが、画像がどこにも見つかりませんでした。こちらは、ルーベンス作品と同じくらいの年頃で描かれているのですが、鷲と見つめ合ったりして、ずいぶんと妖しいムードたっぷりなのです。


なお、木星の衛星ガニメデは、このガニュメデスから名前を付けられました。木星はすなわちゼウス。星座だけでなく衛星でも、はべらされているのですね。
ちなみに木星の衛星は、ほとんどがゼウスと関連する神話から名前を付けられております。現在判明している63個のうち、ガリレオ衛星と呼ばれるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つはもちろん、メティス、テミスト、レダ、ヒマリア、リシテア、エラーラ、アナンケ、ヘルミッペ、スィオネ、アイトネ、タイゲテ、カルデネ、エリノメ、カリュケ、エウリドメ、カルメ、イソノエ、アウトノエもみなゼウスの妻だったり恋人だったり手篭めにした相手だったりするわけです。(頑張って調べてみました)
さすがはゼウス、と思わせますね。

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DATE: 2006/10/12(木)   CATEGORY: ルネサンス
ピエタ

ミケランジェロ・ブオナローティ「ピエタ」
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前回、言及したので早速載せてみます。
ミケランジェロのピエタは4種類あり、ここでご紹介するのはサン・ピエトロ大聖堂のピエタです。
ピエタとはイタリア語で「敬虔」「慈悲」「哀れみ」といった意味を持つ言葉ですが、美術でピエタといえば、「死せるキリストを抱く聖母マリア像」を指します。

ピエタをテーマにした作品は数多いものの、やはりミケランジェロの作品の素晴らしさは群を抜いていると思います。当時二十代半ばの若きミケランジェロの名声を確立した、傑作の一つ。本当に彫刻なんでしょうか、これ。さすがに「神のごときミケランジェロ」と呼ばれた人だと思います。

ちなみにこのテーマである「ピエタ」、福音書にはまったく記述がありません。
また、この作品のように、若いマリアが成長した我が子を抱いているというはずもありません。
それでも、逆に若き母の姿だからこそ、いっそう観る者に哀しみを呼び起こすのかもしれません。ピエタの主題は「哀悼」でもあるのです。
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DATE: 2006/09/03(日)   CATEGORY: ルネサンス
ルクレツィア

ルーカス・クラナハ「ルクレツィア」

前回に続いてローマ史ネタです。
紀元前7世紀、初期王政を廃して共和政が開始する発端となった貞女ルクレツィア。

初期王政の最後の王タルクィニウス。その息子の一人、セクストゥスという青年が、人妻(しかも親族の妻)ルクレツィアに横恋慕したのです。貞操を奪われたルクレツィアはその夜の内に、自分の仇を討ってくれるよう父と夫に頼むと、その場で自刃します。
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