DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2014/03/02(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ザ・ビューティフル 英国の唯美主義

先日、三菱一号館美術館で開催中の「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義」展に行ってまいりました。
日本ではさほどなじみのない画家が多いせいなのか、休日だというのに人があまりいなくて、お陰で落ち着いてゆったり観られました。(しかし、これでいいのかという疑問も)
ちょうど同時期に開催中の「ラファエル前派展」と画家もかぶるので、両方見比べるのも面白いと思います。ラファエル前派の方もチケット購入済みなので、そのうち観に行く予定です。

今回は内覧会ではないので写真撮影は当然できません。そのため、気に入った作品をいくつか記録しておきます。



アルバート・ムーア「真夏」
今回の目玉として、ポスターに使われている作品。
実物はかなり大きく、とても迫力があります。会場が空いていたお陰で、近寄ったり離れたりして、その細部のなめらかな筆遣いまでじっくり堪能することができました。鮮やかなオレンジが目を引きます。部屋にこんな絵を飾ったら、一気に華やかになるだろうなと思います。




フレデリック・レイトン「母と子(さくらんぼ)」
かわいい!と、思わず声を上げたくなる作品。幸せな、温かい空気が画布を通して伝わってくるようです。
あえて服装をシンプルにすることで、視線を母子の表情とさくらんぼの赤に向けさせています。背景にも唯美主義の好んだエスニックな調度品が描かれています。



ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「愛の杯」
ラファエル前派の創始者の一人、ロセッティの作品がこちらにもお目見え。
服装や小道具などは空想上のもので、ただ美しい女性を描きたかったという思いがよく表れています。


「唯美主義」は「耽美主義」などとも呼ばれ、作品に画家の思想などをこめず、「ただ、美しく」描こうとするものです。日本で言うところの「美人画」に通じるものかもしれませんね。
それにしても、同じ西洋の「美女」でもフランス絵画とはだいぶ雰囲気が違うような気がします。もちろん、画家やモデルにもよるとは思いますが、何となく傾向として、フランスの美女のほうが甘く官能的で、イギリスの美女はどこか澄ました淑女という感じがします。

今回の展示では、絵画以外にも日本や中国の影響を受けた調度品も出品されています。ちょうど日本が開国し、国内から様々なものが流れ出ていった時代なんですよね。今まで鎖国のベールに包まれていた謎の国からやってきた異文化は、さぞ物珍しかったことでしょう。

会期は2014年5月6日まで。最後の方のGWはさすがに混むと思うので、行かれる方はお早めにどうぞ。


画像元
CGFA
Wikimedhia Commons
[ TB*0 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
copyright © 天球美術館 all rights reserved.powered by FC2ブログ.  template by レトロメカニカ. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。