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DATE: 2013/12/08(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ターナー展


先日、東京都美術館で開催中のターナー展に行ってきました。会期がそろそろ終わるので、慌ててチケットを買いに行きました(苦笑)
チケットショップでもすでに前売券は売り切れており、当日券の割引が……たったの20円……でした……もうそれなら定価でいいよなレベルでした……

気を取り直して会場へ。
今回はターナー作品のみの展示で、その生涯と作風の変遷を追ってゆくという企画でした。


これはあくまで好みの問題なのですが、自分はあまりはっきりしない画法よりも、写実的もしくは少し崩したぐらいの絵の方が好きなので、後期から晩年の画面に溶け込んでしまって何が何だかわからない作品よりも、初期から中期くらいの画風の方が好きでした。まあ、晩年のほとんどは習作や未完成作品ばかりだったんですけどね。

今回一番印象に残ったのがこちら。

『バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨』

かなり比較されていたクロード・ロランよりもロイスダールを髣髴させます。



それにしてもターナーのエピソードを読んでいて、その空気の読まなさ具合に苦笑が漏れました。
宮廷から戦勝を祝うための絵を依頼されたら、戦争の悲惨さを全面的に押し出したために二度と依頼が来なくなったり。パトロンから部屋に飾る絵を依頼されたら沈没船を描いたため、縁起が悪くて飾ってもらえなかったり。
自分のしたい表現というのはわかるけど、依頼者の意向に沿わないと商売にはならないよなーと思いながら眺めていました(笑)

こちらは漱石が「ターナー松」と名づけた松の元ネタの作品。

『チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア』

ターナーというと、海洋画とともにこのキノコみたいな木を思い浮かべます。


これだけ多くのターナー作品を一度に観たのは初めてでしたが、一番の印象は「遠景画、特に自然物が最も秀逸」というところでしょうか。逆に言うと人物や建築物については、大得意な海洋画に比べるとやや見劣りしてしまいますね……。よく印象派を語る際にターナーの名前も挙げられることがあるのですが、生き生きとした人物画を多く描く印象派とはそのあたりがだいぶ異なるように思います。
あと、歴史画でも歴史事実が結構いい加減だったりするのが、厳格なイギリス人のイメージとちょっと違いましたね(笑)

以上、ターナー展鑑賞メモでした。
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