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DATE: 2013/10/07(月)   CATEGORY: 美術展レビュー
三菱一号館美術館名品選2013

先日行われました、「三菱一号館美術館名品選2013」会期直前の特別鑑賞会に参加させていただきました。
今回は三菱一号館の所蔵品から初公開を含む149点が展示されております。

目玉となっているのがこちら。


ピエール=オーギュスト・ルノワール「長い髪をした若い娘」

ルノワールの後期の作品と比べると、輪郭がはっきり描かれているのがこの作品の特徴。ラファエロやアングルなどの古典作品から学んでいた時期だそうです。ルノワールらしさがやや薄くなっていますが、古典作品好きな自分としては、正直こちらの方が好みです(笑)
ちなみにモデルは不明で、ほとんど登場していないそうです。きりっとした芯の強さが感じられる女性ですが、全盛期の頃のモデルと比べてみると雰囲気がだいぶ異なるので、あまりルノワールの好みのタイプではなかったのかもしれないとのことです(苦笑)



今回の収穫は、何と言ってもヴァロットン。
版画は正直かなり疎くて(汗)、それでも好きなものと言えばデューラーのような緻密で精巧な作品でした。(浮世絵の特に風景画は結構好きですけどね)
しかし今回のヴァロットンはだいぶ趣きが異なります。
今回、作品をご紹介くださった学芸員さんが相当ヴァロットン好きらしく、かなり熱を入れて語ってくださいました(笑)


フェリックス・ヴァロットン「女の子たち」

例えばこちら。真ん中の少女がなぜか白目を剥いています。周囲の人物は普通に描かれているにも関わらず。しかしこれにより、「何でこの子はこんな目をしているんだろう。他の人物はどうだろう」と、比較するためにじっくり周囲の人間も見ようとするのではないでしょうか。インパクトを与えると同時に、作品全体を観察させる工夫は見事だと思います。



「可愛い天使たち」
浮浪者と思われる男を連行していく警察官。の周りにわらわらと群がる子供たち。何ともシュールな情景です。タイトルも皮肉が効いていますね。どう見ても憎たらしい小悪魔でしょうに(苦笑)



「動揺」
愛のひとときを過ごす二人。その向こうに何者かの視線が!?
何とも緊張する場面ですが、どことなく滑稽でもあります。こういうのは古今東西共通なんですね(笑)



一気に惹かれてしまったヴァロットンですが、実は来年6月から同じく三菱一号館で「ヴァロットン展」が開かれるとのことです。これは嬉しい! でもその前に、是非今回の名品選に足をお運びください。(なお、名品選の後は、1月から「英国の唯美主義 ザ・ビューティフル」展が待ち構えております)
なお、今回展示されている作品は、ヴァロットン展では公開されないようです。お見逃しなく!

※会場内の写真は主催者の許可を得て撮影したものです。


三菱一号館美術館名品選2013公式サイト
(詳細な画像は公式サイトからご覧下さい)
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