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DATE: 2010/08/27(金)   CATEGORY: 美術展レビュー
カポディモンテ美術館展 ―ルネサンスからバロックまで―
そういえばまだ行っていないことに気づいたので、忘れないうちにと行ってまいりました。カポディモンテ美術館展。
カポディモンテ美術館はナポリにあり、収蔵品の中心の一つがファルネーゼ・コレクションです。ファルネーゼ家は教皇パウルス3世(ミケランジェロに最後の審判を描かせた)などを輩出した名家。
……などということは、今回の展覧会で初めて知ったわけですが。(苦笑)

今回のテーマは「ルネサンスからバロックまで」ということなので、ドンピシャで自分の好きな時代設定でした。



パルミジャニーノ「貴婦人の肖像」(アンテア)

今回の目玉としてチケットや図録の表紙を飾っていたのがこの作品。
正面を向いているようで、実は体がやや不自然な感じによじられているこの貴婦人。
マニエリスムの代表画家らしく、視覚効果に重点を置いて描かれたようです。
落ち着いた雰囲気と全体の色合いから、ポスターではやや地味に感じたものの、テンの毛皮や宝飾品などは見事な質感で、実物と印刷物の違いを実感しました。


ティツィアーノ・ヴェチェリオ「マグダラのマリア」

ティツィアーノは何枚も「改悛するマグダラのマリア」を描いておりますが、こちらは着衣バージョン。
恐らく有名なのは裸身バージョンではないかと……。


こちらはフィレンツェのパラティーナ美術館所蔵。


マグダラのマリアはいろんな姿で描かれていますが、この金髪巻毛の豊満美女が一番派手なバージョンではないかと思います。もちろん、依頼主の趣味に合わせたりもしているんでしょうけどね。特にティツィアーノが痩身の地味な女性を描いたらイメージに合わないかも……(苦笑)



グイド・レーニ「アタランテとヒッポメネス」

絶世の美女アタランテは俊足の持ち主。求婚者を退けるため、かけっこでの勝負を挑み、自分を負かした男の妻になると宣言しました。
……その代わり、負けた男は殺されるという……(汗)
そんな恐ろしい勝負に挑んだ若者がヒッポメネス。ヴィーナスの入れ知恵で、追いかけてくるアタランテの気をそらすため、黄金の林檎を地に放ったのです。それが全部で三つ。この作品は、二つ目の林檎を投げたところです。

真面目な絵に対して大変申し訳ないのですが……何というか、マリオカートでアイテム投げるシーンが思い浮かんでなりません。(苦笑)
まさかこれが原点なのか……!(んなわけない)

それにしても、性格と知性にかなり問題のありそうな彼女ですが、本当に嫁にもらっても大丈夫なんでしょうか、ヒッポメネス……いくら美女とはいえ……。

なお、この作品はかなりの大きさで迫力がありました。背景はほとんどなく、落ち着いた色合いで仕上げられているため、二人のなめらかな肉体の表現が見事に映えておりました。



アルテミジア・ジェンティレスキ「ユディトとホロフェルネス」

以前に当ブログでも紹介した作品です。
まさか本物を拝めるとは。
記事はこちらです。

もともとこの展覧会は、夏休み中にもかかわらずかなり空いていたのですが、特にこの絵の前には人がいませんでした。(苦笑)
確かに、とりわけ残虐さが生々しいですからね。今回来ていた作品はわりと穏やかな題材が多かったので(聖アガタの殉教などもありましたが、まったくグロくない)、一番目立っていました。
当時、アルテミジアが憎悪をもって描いたと解釈されても無理はないなと思いました。



フランチェスコ・グアリーノ「聖アガタ」

聖アガタについての紹介はこちらです。

スルバランも残酷さをまったく感じさせない表現でしたが、こちらのグアリーノもしかりですね。胸元の赤い染みに気づかなければ、何だかわからないくらいに。
というか、アガタ……痛くないのか……
なぜか挑戦的、挑発的な視線にどきどきします。


以上、ざっくりさっくりした展覧会レビューでした。

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