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DATE: 2008/10/11(土)   CATEGORY: 美術展レビュー
フェルメール展 ~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~(2)
引き続きフェルメール展レビュー、その2です。
「マルタとマリアの家のキリスト」で圧倒された次は、隣のこの作品。


「ダイアナとニンフたち」

一見、何の絵かわからないところですが、髪に三日月の冠をかぶっていることから、ダイアナと考えられます。(ダイアナは月の女神。ギリシア神話のセレネ、アルテミスやルナとも同一視される)
ということから、周囲の女性たちはダイアナに仕えるニンフとなります。
この場面は、特に神話・伝承のエピソードから取られたわけではないようです。神話画でありながら、またしても謎めいた作品・・・。
足を洗うところは、キリストとマグダラのマリアを髣髴させますね。



「ワイングラスを持つ娘」

ポスターも図録もこの絵を使っていることから、おそらく今回の目玉の作品。
神秘的な雰囲気の作品が多い中、これは一転して明るい風俗画らしい仕上がりです。
娘にワインを勧める男・・・どう見ても下心ありそうな顔してますよね。(笑)
娘のほうも、困惑しつつもちょっとまんざらでもなさそうな。

似たモチーフで描かれている作品は、こちら。


「紳士とワインを飲む女」

是非ともこの作品も来てほしかったなーと思います。隣に並べて比べてみたい。
静かな雰囲気のこの作品、好きなんですよね。まだ試行錯誤の跡が見られる過渡期ではありますが。


リュートを調弦する女

リュートを弾いているのではなく、調弦しているところ。確かに、よく見てみると、左手は弦を爪弾いているのではなく、調節していますね。
外に視線を向けているのは、デュエットする相手を待っているところ。背後の地図に描きこまれた帆船の群れから、おそらく相手は渡航中・・・というのが、専門家の解説。
そんな物語を想像させるほど、相変わらず「多くを語らないことで多くを語らせる」画家だと思います。
なお、この女性が着ている黄色い服は、他のフェルメール作品にも多く見られます。


「真珠の首飾りの女」


「手紙を書く女」


「婦人と召使い」


「恋文」


「ギターを弾く女」

なお、この作品を見ていると、ついジェンティレスキを思い出します。


オラツィオ・ジェンティレスキ「リュートを弾く娘」
こちらのほうが50年ほど前の作品なのですが・・・フェルメールは知っていたのでしょうか?


また長くなってきたので、フェルメール展レビューはさらに続きます。

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