DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2008/10/07(火)   CATEGORY: 美術展レビュー
フェルメール展 ~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~(1)

行ってきました、フェルメール展。
この日をどれだけ待ち望んだことか。
何と、日本初公開5点を含む7点も来日! 何と太っ腹な企画なのでしょうか。

今回はデルフトの巨匠たちということで、他の画家ももちろん来ていたのですが・・・それも何というか、印象に残るものはあまりなかったような気もします・・・ごめんね、巨匠たち。
デ・ホーホとかだったら、他にもいいのもあるのにな~とは思ったんですが、やはりフェルメールに心血注いだのでしょう、主催者も。
というわけで、フェルメールのみ上げさせていただきます。ばっさりと。



「マルタとマリアの家のキリスト」

真作かどうか疑われたことのある作品ですが、現在ではフェルメール初期の真作とおおむね位置づけられています。現存する中では、唯一のキリスト教絵画。(暗喩の込められた作品は多数あり)
描かれているのは、「ルカによる福音書」第10章。以下引用。

--------

一行が歩いて行くうち、イエスはある村にお入りになった。すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。
彼女にはマリアという妹がいた。マリアは主の足元に座って、その話に聞き入っていた。
マルタは、いろいろのもてなしのため、せわしく立ち働いていたが、そばに近寄って言った。
「主よ、私の妹は私だけにもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください」
主はお答えになった。
「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない」

--------

何というか、突っ込みどころが多いような気がしてならないのは、所詮は異教徒だからでしょうか。(汗)
確かに話を聴くのも大事だけど、じゃあ食事は誰が用意するんだ!と思わずにはいられません。

さて、話を絵に戻しましょう。
この絵の前に立った時、まず驚いたのがその「大きさ」でした。
大変に大きな作品です。前回のフェルメール展で来ていた「牛乳を注ぐ女」があまりにも小さかったため、そのギャップに驚かされました。
初期の作品だけあって、筆遣いがだいぶ違います。だからこそ、真作かどうか見解が分かれたのでしょうけれど。

キリストは聖人らしく、かすかな光をまとっています。数多の作品のように、痩せ衰えた苦難の人としては描かれていません。
パンかごを抱えるマルタは、ちょっと困惑した表情にも見えます。(苦笑)
キリストの話に聞き入るマリアは、思慮深げにじっと見つめています。彼女はいわゆる「ベタニアのマリア」ですが、マグダラのマリアと混同されることも多いです。
そのためか、キリストの差し出した手が、彼女への救いのように見えます。

後期作品とタッチはだいぶ異なりますが、柔らかで静謐な空間は、やはりフェルメール色が表れていると思います。


1つの作品に対してだいぶ長くなってしまったので、続きはまた改めて書きます。

フェルメール展
Web Gallery of Art
[ TB*1 | CO*2 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

Tak | URL | 2008/10/11(土) 13:36 [EDIT]
こんにちは。

この作品は私も好きです。
ついつい長く書いてしまわれるのもよーく分かります。

キリストが左手をかけた肘かけに当たる
光に今回は目を奪われました。

管理人 | URL | 2008/10/11(土) 16:07 [EDIT]
こんにちは。
トラックバックありがとうございますv

そう、嬉しさのあまり、ついつい長くなってしまうんですよね・・・。
実物を観ると、本当に光がそこに差しているようで、しばし呆然と眺めてしまいます。私も全点踏破したいものです・・・。
遅ればせながら、このたびは踏破おめでとうございます!

TRACK BACK
TB*URL
● 「フェルメール展」
弐代目・青い日記帳  2008/10/11(土) 13:33
東京都美術館で開催中の 「フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~」展に行って来ました。 内覧会にお誘い頂いていたにも関わらず海外出張と重なり、参加出来なかった自分は何て運が悪いのだろうと英国で嘆いていた矢先。昨日の記事に書いた信じられ...  [続きを読む]
copyright © 天球美術館 all rights reserved.powered by FC2ブログ.  template by レトロメカニカ. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。