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DATE: 2006/09/16(土)   CATEGORY: バロック
スキピオの自制

アンソニー・ヴァン・ダイク「スキピオの自制」
大きい画像(画像元:Arcadian Galleries

ハンニバルが来たら次はスキピオでしょう! ということで、次のお題はハンニバルの宿命の好敵手、プブリウス・コルネリウス・スキピオ、後に「スキピオ・アフリカヌス」と呼ばれる人です。
スキピオは現在のイタリア国歌にも出てくるそうで・・・まさにローマの英雄ですね。

さてこのたびの画題について。当時26歳のスキピオが第二次ポエニ戦争で勝利した後、占領された街で若い娘が差し出されたのですが、彼はその娘に婚約者がいたので申し出を断り、親元に帰してやった――という美談であります。
そのためか、スキピオに関してはこのテーマの絵が多いようです。

ちなみによそのサイトでは、ハンニバル率いるカルタゴ軍に勝利し、カルタゴを占領したスキピオ・アフリカヌスが~などと書かれていましたが、これはちょっと違うようです。
このエピソードは紀元前209年のことで、実際にカルタゴを破るザマの会戦の7年も前のことです。しかも舞台はカルタゴではなくスペインで、その時に戦った駐留部隊にハンニバルはおりませんでした。(さらに言えば、「アフリカヌス」という呼び名はカルタゴ征服後なので、この時にはまだその名前ではない)
まあ、細かいことではあるんですけどね。(汗)

他にも同じテーマの作品をご紹介。


ニコロ・デル・アバーテ「スキピオの自制」
大きい画像


ジョヴァンニ・ベルニーニ「スキピオの自制」(部分)
大きい画像
画像元:Web Gallery of Art

他にもアバーテと同じイタリアのマニエリスムの画家ベッカフーミのフレスコ画を探していたのですが、なかなか見つからず・・・無念。手持ちの本の絵では小さすぎるのですよ。(汗)

なお、この「スキピオの自制」のテーマについて書かれている日本語サイトはあまり見つかりませんでした・・・。だいたいあってもほんの数行くらいで。(汗)
ベルニーニの画像元サイトの作品説明には割りと細かく載っていましたが、英語なので自分の読解力では怪しいかもしれない・・・。


そして後回しになってしまいましたが、このヴァン・ダイク、ルーベンスの弟子のバロック画家です。↓自画像がやたら格好良い(笑)。というか、キメポーズ。

しかしタイトル作品を初めて見た時、ヴェネツィア派かと思いましたよ。そのくらい、ティツィアーノの影響が強いようです。後にイギリスに渡り、宮廷画家として活躍しました。当時のイギリスは自国の画家がまだ育っておらず、外国人画家の天下だったのです。
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