DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2006/09/03(日)   CATEGORY: ルネサンス
ルクレツィア

ルーカス・クラナハ「ルクレツィア」

前回に続いてローマ史ネタです。
紀元前7世紀、初期王政を廃して共和政が開始する発端となった貞女ルクレツィア。

初期王政の最後の王タルクィニウス。その息子の一人、セクストゥスという青年が、人妻(しかも親族の妻)ルクレツィアに横恋慕したのです。貞操を奪われたルクレツィアはその夜の内に、自分の仇を討ってくれるよう父と夫に頼むと、その場で自刃します。

それで、このクラナハなのですが・・・
何というか、あんまり悲劇のヒロインぽくないですよね。
当時も「短剣はおもちゃみたいで、まったく死ぬ気がない」とか、「薄布は隠すためではなく見せるためのもの。貞女にはふさわしくない」などと酷評されたそうです。

まあ確かに、ナイフをプスッと刺しただけのように見えますがね・・・でもこれがクラナハらしさなのだろうと思います。


こちらは同じくルクレツィア。デューラーの作品です。


形相が凄いことになってるんですが・・・(汗)
とりあえず、厚めの布で隠してはおりますね。
この2枚の絵は同じ人物が所有していたのですが、何とクラナハの絵は上から加筆して赤い服を着せられていたそうです。裸婦よりも貞女らしさを求めるタイプの人だったのでしょう。クラナハの目論見は外れてしまったわけですね。


同じテーマの「ルクレツィアの自刃」。こちらはルーベンスの作です。

悲愴な表情がよく表れている作品だと思います。やはりクラナハの方が特殊な例なのでしょうか。

大きいサイズはこちら
画像元:Web Gallery of Art
[ TB*0 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
copyright © 天球美術館 all rights reserved.powered by FC2ブログ.  template by レトロメカニカ. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。