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DATE: 2007/06/04(月)   CATEGORY: 美術展レビュー
パルマ イタリア美術、もう一つの都

「パルマ イタリア美術、もう一つの都」展に行ってまいりましたので、レビューを上げようと思います。
今回の目玉はコレッジオやパルミジャニーノだったので、全体的にマニエリスムの色合いの強い展覧会でした。
とはいえ、コレッジオは自分の好きな画家の一人なので、結構楽しみだったんですけどね。ただ、やはりさほど日本では知名度が高くないこともあってか、会期初の日曜だというのにずいぶんと客入りが少なかったように思います。何しろ上野では、今ダ・ヴィンチ展をやっていますので・・・。

さて今回、惹かれた作品をいくつかご紹介しようと思います。
まずはコレッジオ(本名アントーニオ・アッレーグリ)から。


「幼児キリストを礼拝する聖母」
大きい画像はこちら
来歴不明、文献資料もなし。というわけで、後になって真筆であると鑑定された作品です。
コレッジオの他の作品に比べると、構図や色彩がやや単純に感じられるものの、人物の表情は丁寧に描かれています。
同じ題材で、聖母マリアが幼児のキリストにひざまずく絵もあるのですが、ここでは母がわが子を愛しむ姿がそのまま描かれていて、鑑賞者の気持ちも穏やかになれますね。



「キリスト哀悼」
大きい画像はこちら
好きというより、妙に印象に残る絵でした。マニエリスムらしさが如実に出ていたからでしょうか。
マニエリスムの特徴は、やはり何と言っても長く引き伸ばされた人体の表現です。
キリストを膝に載せた聖母やマグダラのマリアの首の曲がり具合。また聖母の左腕や梯子を降りる男の腕も少し不自然に見えます。背景も暗く塗り込められただけなので、その辺りがいっそう気になります。まあ、それが狙いだったのかもしれませんが。

次はパルミジャニーノ。
パルミジャニーノ(本名フランチェスコ・マッツォーラ)といえば、すぐに思い出すのが「長い首の聖母」。(今回は来ておりません)

本当に不自然なくらい長いですよね・・・いや、抱かれているキリストもちょっと不自然に伸びている気もします。
しかし今回はちょっと違った色合いの作品を発見しました。


「聖カタリナの神秘の結婚」
これもアトリビュート満載です。カタリナは一番右。幼児のキリストから指輪を受け取っています。そのキリストの左が聖母。そして背後、杖を持っているのが聖ヨセフ(聖母の夫)、鍵を持っているのが聖ペテロです。
カタリナの下にあるのが車輪。実はこれ、やはり拷問道具なんですよね・・・車裂きにされそうになったところ、車輪を天使が打ち砕いたという。
カタリナは夢の中でキリストと結婚し、指輪を受け取ります。そして生涯をキリストに捧げることを誓い、皇帝にはべることを拒否したために殉教するのです。
昔は大変人気のあった聖女だったのですが、現在では実在が怪しいと言われ、教会暦からも外されているそうです;;


今度は初めて知った画家、マロッソ(本名はジョヴァンニ・バッティスタ・トロッティ)。


「聖ルチア」
ルチアについては以前、スルバランの時にこちらでご紹介しました。そう、目玉のルチアです。
しかし絵の説明のところには、ルチアが光という意味を表すため目を持っているとか何とか書かれていました。目をくり抜かれたとか、自分でえぐり取ったとか、そういう危ないことを書いてはいけないんでしょうか。でも光を意味するから目玉を持ってるって言われても、納得できないと思うんですけどね。
それにしても・・・

目を持っているのに、ぱっちり両目が開いてますよね。誰の目なんでしょうか。それとも生えてきたんでしょうか。


何か妙な話ばかりになってしまいましたが、宗教画およびマニエリスムの好きな方にはかなりオススメです。

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COMMENT

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ちゅん吉 | URL | 2007/06/05(火) 20:53 [EDIT]
コレッジオいいですね~~
そんな空いてるんですか・・(汗)
聖ルチア、この前の解説、面白かったです。肉食人種の考えることはスゴイです。

し・しかし・・・
そんなに一気に廻るとは!!!問題はやっぱり、行く意思ですね。


空いてて、じっくり見られる展覧会は嬉しいような淋しいような。

管理人 | URL | 2007/06/07(木) 18:58 [EDIT]
そう、ホントに空いてたんですよ。日曜なのに!
平日に行けばもっとガラガラではないかと思います。穴場ですよ、なかなか。

ちなみに、今までで一番ガラーンとしていたのは、西美の古代ローマ彫刻展でした。人の姿が見えなかった・・・!(汗)

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