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DATE: 2007/05/04(金)   CATEGORY: 20世紀以降
午前4時の宮殿
アルベルト・ジャコメッティ「午前4時の宮殿」
この作品は著作権の関係上、画像を貼ることができないため、こちらからご覧ください。

今回はジャコメッティの作品というリクエストを頂きました。
ジャコメッティはスイスの彫刻家。絵画や版画の作品も多くありますが、よく知られているのは針金のように引き伸ばされた人間の彫刻だろうと思います。

1935年まではシュルレアリスム、キュビズムに影響を受けた作品が多く見られます。1932年に製作された、この「午前4時の宮殿」は、まさにシュルレアリスムそのものといった仕上がりになっています。

またシュルレアリスムらしい作品といえば、こちらの「自ら喉を切る女」(Woman with Her Throat Cut, 1932)や「超現実主義の食卓」(The Surrealist Table, 1933)もまさにそうですね。製作年を見れば、その作風がはっきりとわかると思います。(35年が目安)


1950年以降、ジャコメッティは極端に細長い彫刻を製作するようになりました。
こちらのページをスクロールして、"Alberto Giacometti" という項目をご覧ください。
この「歩く男」の作品群がジャコメッティの細長い人物彫刻の代表作になります。

自分が一番惹かれたのは、こちらの「雨の中を歩く男」
原題は "Homme qui marche sous la pluie" で、英訳だと "Man Walking in the Rain" になるようです。
窓辺にでもそっと飾っておきたくなるような、素朴な仕上がりの作品ですね。


なお、本国スイスでは、100スイス・フランにジャコメッティの肖像(表)と「歩く男」の写真(裏)が使用されています。日本では芸術家がお札になることはないですよね。いつか作ってほしいです。


The Museum of Modern Art(ニューヨーク近代美術館:英語)
Mark Harden's Artchive(英語)
Fondation Beyeler(英語)
Wikipedia(スイス・フラン画像)
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