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DATE: 2007/04/21(土)   CATEGORY: ルネサンス
嗅覚の寓意

ヤン・ブリューゲルとルーベンス「嗅覚の寓意」
大きい画像はこちら(一部)

16世紀、ネーデルラントでは五感を表す作品が描かれました。そのうち「嗅覚」は、花の匂いを嗅ぐ人物によって表されました。
この作品は、女性をルーベンス、花や木々をブリューゲルが描いております。咲き乱れる花々は、まさに「嗅覚」を表す作品といえるでしょう。

今回は「花が主題の絵」というリクエストを頂いております。単なる花の静物画ではヒネリがないかなと思いつつ、いくつか選んでみました。



こちらは同じくヤン・ブリューゲルとルーベンス「花環の聖母子」。
この見事な花環も、もちろん描かれたものです。本物かと見間違えそうですね。この形式を発案したのはボッロメーロ枢機卿という人だそうです。

さて、花と聞いて真っ先に思いついたのがこの作品。

ジュゼッペ・アルチンボルド「四季:春」
アルチンボルドはハプスブルク家に仕えた宮廷画家。そしてマニエリスムの代表画家です。
この「四季」の連作は、花で表された「春」、季節の野菜や果物で表された「夏」「秋」、枯れ木で表された「冬」で構成されています。さらに春から冬まで、人物も歳をとっていくという凝り具合。
アルチンボルドという人はこんな変わった作品ばかりを次々に描いていったわけですが、彼の仕えた君主もまた変わり者で、彼を非常に気に入っており、後に貴族にも叙せられたそうです。
アルチンボルドの名は長く忘れられていましたが、20世紀になってシュルレアリストたちに再評価されました。確かに、現代の感覚に近い気がしますね。また、江戸時代の「寄せ絵」にも似ています。



歌川広重「六歌仙絵巻」より「小野小町」
花の絵を寄せて小野小町を描いています。しかも心にくいことに、目鼻と耳は「小町」の文字で表されているのです。


西洋の宮廷と東洋の民衆、それぞれに愛された作品を結ぶのは、3世紀の時を隔てても人を惹きつけて止まない「遊び心」なのでしょう。
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COMMENT

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ちゅん吉 | URL | 2007/04/21(土) 22:27 [EDIT]
おお!!ありがとうございます!!
この「春」シリーズ、以前見て、面白いわぁ~~と思った作品です。

小6の時、プリント閉じる表紙を自由に描くって図工時間にあったですが、当時から乙女チック趣味の私はびっしりと植物図鑑見ながら気合を入れて花を描いたものものです。

小町笑いました~~!こういう遊びは、江戸人の得意とするところで。

やはり遊び心っていいですよ、鹿爪らしいのはつまらんです☆

色々楽しい絵をありがとうございました~~~!!

管理人 | URL | 2007/04/22(日) 10:00 [EDIT]
アルチンボルドは、また特集して載せてみようかなと思っています。なかなか面白いですよね。シュールで。(笑)

小町、笑っていただけて何よりです。面白いですよねホント。しかし画像が(探した限りでは)どこにも転がっていなくて、画集からスキャンしました。ネット上ではほとんど見られない作品だと思いますよ。

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