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DATE: 2007/03/17(土)   CATEGORY: バロック
聖ルチア

フランシスコ・デ・スルバラン「聖ルチア」

ルチアはシチリア島シラクサの貴族の娘。前回に紹介した聖アガタを崇敬しており、母の病が快癒するよう祈るとアガタが夢に現れ、翌朝目が覚めると母親は元気になっていました。こうして強い信仰心を持ったルチアは、財産を貧しい人々に分け与えることにしたのです。
そんな彼女も、キリスト教徒であることを密告されるとやはり拷問にかけられます。どんな拷問かというと・・・それは、目をえぐり取るというもの。
さて、おわかりでしょうか。例のスルバランのお盆に載っているのは、彼女の両目なのです。

肉まんのような乳房を載せているのもかなり異様な光景ですが、目玉もちょっとしたホラーですね。
しかし、この目玉事件には異説もあります。
ある若者がルチアに恋をしたのですが、純潔を誓う彼女は受け入れられません。しかし若者は諦めきれず、
「あなたが美しすぎるからです」
そう吐露した若者を哀れに思い、彼女は自らの目をえぐり取りました。
「これで醜くなりました。私を忘れてください」

・・・ホラーだ! ホラーすぎるよ!! 楳図かずおの世界だろう!!
と、この話を聞いた時に激しく思いました。(汗)


こちらはカラヴァッジョの「聖ルチアの埋葬」。
X線調査によると、元の絵ではルチアの首は切り離されていたそうですが、後で首をつなげられ、首筋に傷が残るだけとなりました。

かえってそのほうが痛ましさが増すと思います。というか、生首はホロフェルネスやゴリアテで充分ですよ・・・。(いや、他にも洗礼者聖ヨハネやメデューサの首もありますが;)


さて、次はスルバランのさらに上を行く、聖ルチアの作品をご紹介します。


フランチェスコ・デル・コッサの「聖ルチア」。
目が・・・目がー・・・っ! 目が生えてるんですけど!?
正直な話、絵のタッチを変えればマグリットの作品と言われても納得してしまいそうです。シュールすぎる・・・ルネサンス時代なのに。(汗)

聖人画は多種多様な表現が見られますね。

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COMMENT

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ちゅん吉 | URL | 2007/03/17(土) 13:45 [EDIT]
相変わらずの素敵絵アップ、楽しい解説ありがとうございました~~!
お盆に目・・・楳図先生の世界ですわ★

はい、たしかに。
生首の方がコワサ半減します・・・
このいかにも死体っぽいお顔、背筋に寒気が・・・光のアングルがまた不気味さをかもしだしてますね。

この目がはえてる雰囲気、ルドンのあの異様な石版画風ですね。
シュールさが似てるような・・・

管理人 | URL | 2007/03/17(土) 18:24 [EDIT]
何というか、もうかなりぶっ飛んだ世界観ですよね。奇蹟憚も何やらホラーめいてますし。(汗)
本当にこれで信仰心を強めることができるんでしょうか・・・。

カラヴァッジョの死体画は本当に凄い迫力ですね。何しろ生首を自分の顔にしてしまうような人ですから。(苦笑)

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