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DATE: 2006/12/21(木)   CATEGORY: バロック
ダナエ

レンブラント・ファン・レイン「ダナエ」
大きい画像はこちら

アルゴスの王女ダナエは、彼女の子によって殺されるという予言を受けた父王アクリシオスによって塔に幽閉されてしまいます。
しかし美女に目のないゼウスは目ざとく彼女を見つけ、黄金の雨となって塔内のダナエに降り注ぎました。そうして生まれたのがペルセウス。
アクリシオスは娘と孫を箱に入れて海に流すものの、助けられたペルセウスは立派な若者に成長します。そして競技中に投げた円盤が偶然当たり、アクリシオスは死亡・・・予言は的中してしまうのです。

などと一応の説明は書きましたが、父殺しの予言を恐れて遠ざけも結局殺されてしまうというエピソードは、ソフォクレスの悲劇「オイディプス王」(エディプス・コンプレックスの語源)に近いものがありますね。
オイディプス王でも、父王が子供に殺されるという予言を恐れて捨てさせるものの、生き延びて成長したその息子に、親とは知らぬまま殺されてしまうのです。(そして知らぬまま実母と交わったがために、父を排除して母を我が物にしたいという欲望の心理用語にまで用いられることに・・・)


何だか殺伐とした話ばかりが続いてしまったので、絵そのものについての話など。
こちらはエルミタージュ美術館に所蔵されている有名な作品の一つです。(しかし今回のエルミタージュ展には来ていない・・・残念)
神の存在を感じ取っているのか、まるで畏れているかのように見えるダナエ。光を受けて黄金に輝く肌。
何しろモチーフがモチーフなだけに、とかく派手に(そして官能的に)なりがちなテーマですが、レンブラントの作品は非常に気品を感じさせます。
(・・・ただ、あんまり若い娘には見えない気もするんですが;)



こちらはティツィアーノの「ダナエ」。
幽閉の身のくせに、やけに堂々としています。むしろ挑発的にも見えますね。(何しろティツィアーノですから)



こちらはティエポロの「ダナエとユピテル」。
ティツィアーノと同じくヴェネツィアの画家なので(時代は違うが)、何となく漂う雰囲気に似たものを感じます。
しかも降り注いでいるのは雨ではなく、金貨。
い、痛くないですか・・・? というか、単なる不法侵入だし。と、思わず突っ込みたくなります。代価ですか、それは。さすがは商人の国ヴェネツィア。


Web Gallary of Art
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COMMENT

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ちゅん吉 | URL | 2006/12/21(木) 18:07 [EDIT]
ダナエ、この前の100に選ばれてなかったですよね、確か。
もしや、ダナエが年増っぽいから??って一瞬思いました。
ティツィアーノのダナエは素敵ですね。開き直ってる風ですが。
金貨の雨も面白いです。この絵、知りませんでした。

昔、ギリシア神話で、ペルセウスの冒険はすごく好きな話でした。
今考えると、絵の挿絵が、レンブラントだったような・・・
ぱくりかもしれませんが。

管理人 | URL | 2006/12/22(金) 22:23 [EDIT]
レンブラントのペルセウス・・・気になって探してみたのですが、こちらでしょうか。
http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Rembrandt_Harmensz._van_Rijn_011.jpg

ペルセウスの姿は見えず、アンドロメダだけのようですが・・・。
普段利用しているサイトのほうには載っていなかったので、ややマイナーなのかもしれません。(そしてこちらもあんまり乙女っぽい裸体には見えませんが・・・;;)

ティツィアーノのダナエの方が、あのリストに入ってました。こちらの裸婦の方がお好みだったのでしょうか、選出者は。(笑)

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