プラド美術館展

遅ればせながら、三菱一号館美術館で開催中の「プラド美術館展」内覧会に参加いたしましたので、レポートいたします。
今回のメインとなるのは「キャビネット・ペインティング」すなわち収集室向けの小型絵画です。
内覧会では人がまばらなのでじっくり見られるので良いのですが、人ごみの中だとほとんど見えないのではないかと思います……。良作揃いなので、できれば人の少ない時間帯を狙って行かれるのが良いかと。
その中でも非常に気に入ったのがこの作品。

ファン・バン・デル・アメン「スモモとサワーチェリーの載った皿」(左)
見るからに硬そうな質感で、果物というより食品サンプルのような光沢。
しかしそれが目を引きつけて離しません。
本当はこれのポストカードが欲しかったのですが、なぜかありませんでした。公式サイトでも紹介しているのに……。その代わり、ミニキャンバス画は売られていたので、こちらを購入してきました。(内覧会の時はショップが閉まっていたため、後日再訪しました)
そしてこちら。

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「ロザリオの聖母」
ムリーリョと言えば聖母。特に「無原罪の御宿り」が有名ですが、こちらの聖母もムリーリョらしい柔らかな筆致で描かれています。しかしこちらもポストカードがない……! というか、この絵を使ったグッズがない!!
公式サイトで紹介しているくらいなんですから、せめてポストカードくらい作ってくださいよ!(涙)

こちらは解説してくださった館長とツーショット。

フランシスコ・デ・ゴヤ「目隠し鬼」
以前に紹介したことのある「藁人形遊び」に雰囲気が似ています。そういえばこちらもタピストリー用のカルトンだった……
一見のどかな遊びのようですが、どこか凶器をはらんでいるようにも見えます。目が笑っていないせいなのか……(困惑)

会場には撮影OKなコーナーも設けられていました。記念にいかが?
プラド美術館展は2016年1月31日まで開催中です。お見逃しなく!
→公式サイト
※掲載写真は主催者の許可を得て特別に撮影させていただいたものです。
| ホーム |