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DATE: 2008/08/30(土)   CATEGORY: 美術展レビュー
コロー 光と追憶の変奏曲

「コロー 光と追憶の変奏曲」

ずいぶん遅くなってしまいましたが、展覧会のレビューを上げます。
実は知り合いの方から無料観覧券をいただいておりまして、意気揚々と向かったのでした。

さて今回、やはり目玉は最も有名なこの作品でしょう。


ジャン・バティスト・カミーユ・コロー「真珠の女」

このブログでも、以前に掲載しております。→こちら
生地商人の娘をモデルにし、古代の衣装をわざわざ取り寄せて身に着けさせました。葉の冠の一部が額にかかり、それが真珠のように見えたことから「真珠の女」と呼ばれています。
でもそれだけでなく、この女性自体が真珠のように輝いていますね。
なお、初めは衣装の胸元ははだけておらず、後から描き直したそうですが・・・その理由が気になりますね。真相を描いた映画なんて作れそうな気もします。(笑)



「ヴィル・ダヴレー」

風景画の中で、最も目を引いたのがこの作品でした。
ヴィル・ダヴレーはパリ郊外の小さな町。コローはここにアトリエを構えていました。
銀灰色の靄(もや)で有名なコローですが、濃い緑に覆われたこの作品は、展示室の中でとても目立っていました。木漏れ日が美しく、森の中に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。



「モルトフォンテーヌの想い出」

コローの芸術の頂点とさえ言われる、傑作。
コローの特徴である「銀灰色の靄」の手法がはっきりと見て取れる作品です。
会期の初め頃には、各美術系番組でこの作品のことを取り上げていました。
右の巨木に見られるような独特な光の表現は、模写をしようとしても完全には再現できないと言われているそうです。
なお、この景色も季節も実際のものではなく、コローの「想い出」を画布に集めた作品と言えるでしょう。




「青い服の婦人」

今回の展覧会で、一番印象に残ったのはこの作品でした。
目当ては「真珠の女」だったのですが、この絵の前に立った時はしばらく見つめたまま動くことができませんでした。
頬杖を付き、静かにたたずむ一人の女性。どこか寂しげなポーズなのに、とても存在感があります。それでいて、筆致は軽く、色合いも抑え気味なのがいかにもコロー流です。
作成当時、コロー78歳。健康状態も思わしくない中、描かれたこの作品は、人物画の最高傑作と賞賛されました。
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