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DATE: 2006/10/22(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ベルギー王立美術館展

ベルギー王立美術館展

今回の目玉は、何と言っても本邦初公開のブリューゲル(父)の「イカロスの墜落」です。看板にもなっており、入って真っ先に目に付きます。

しかし思ったほど大きくないな・・・というのが第一の印象でした。
でも画題と乖離した牧歌的な様子などは、やはりブリューゲルだなあと思った次第です。
一見、タイトルとは無縁に思える絵なのですが・・・実際には右下のほうに小さく、墜落して溺れているイカロスの両脚が見えます。何とも不思議な作品です。
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DATE: 2006/10/22(日)   CATEGORY: 美術展レビュー
ウィーン美術アカデミー名品展

ウィーン美術アカデミー名品展

◎この展覧会の見どころ
ドイツ・ルネサンスの巨匠クラナハの板絵4点、ルーベンス、ファン・ダイク、レンブラントなど17世紀バロックの作家、スペインのムリーリョ、イタリアのグアルディ、アカデミーの教授たちの作品など約80点で、ウィーンで守り愛されてきた400年に亘るヨーロッパ絵画の流れを展観いたします。 (公式サイトより)

楽しみにしていたのはクラナハ、レンブラント、ムリーリョあたり。
クラナハは4点と紹介されていますが、そのうち1点は工房の作品。ということで、本人の真筆ではありません。


こちらは「不釣合いなカップル」。老いた男と若い女。年齢のあまりに離れた二人の間に愛は存在するのか? その問いに答えるかのように、女の手は男の財布へとのばされています。(恐ろしい)
また、以前に掲載したのとは別バージョンの「ルクレツィア」もありました。

宣伝文句に挙がっている巨匠たちは、ほとんどが1点しかないという状態でした・・・が、ムリーリョは特に素晴らしかったです。プラド展以来、久々に実物を観られました。


「サイコロ遊びをする少年たち」・・・本来、賭け事は悪徳の象徴とされるのですが、無邪気に遊ぶ子供たちからはそんな雰囲気の欠片も感じられません。
プラド展で来ていた「貝殻の子供たち」でもそうですが、本当に愛らしい子供を描くのが巧いです。

他には、ミヒャエル・ヴッキーという人の作品が目を引きました。 初めて観る作品ばかり。
イタリアで活躍した風景画家で、今回来ていたのはナポリ湾の海景画とヴェスヴィオ山の噴火2枚でした。

「ナポリ湾から望むヴェスヴィオ山の噴火」
ちなみにポンペイを廃墟にした時のではなくて、彼の生きている当時の噴火だそうです。

全体的に規模は大きくなくても、なかなか味のある作品が多くて、充分に堪能できました。
しかし東郷青児美術館というのに、東郷青児の作品は点数が少なくて残念でした。実物をもっと観たかったところです。
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DATE: 2006/10/12(木)   CATEGORY: ルネサンス
ピエタ

ミケランジェロ・ブオナローティ「ピエタ」
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前回、言及したので早速載せてみます。
ミケランジェロのピエタは4種類あり、ここでご紹介するのはサン・ピエトロ大聖堂のピエタです。
ピエタとはイタリア語で「敬虔」「慈悲」「哀れみ」といった意味を持つ言葉ですが、美術でピエタといえば、「死せるキリストを抱く聖母マリア像」を指します。

ピエタをテーマにした作品は数多いものの、やはりミケランジェロの作品の素晴らしさは群を抜いていると思います。当時二十代半ばの若きミケランジェロの名声を確立した、傑作の一つ。本当に彫刻なんでしょうか、これ。さすがに「神のごときミケランジェロ」と呼ばれた人だと思います。

ちなみにこのテーマである「ピエタ」、福音書にはまったく記述がありません。
また、この作品のように、若いマリアが成長した我が子を抱いているというはずもありません。
それでも、逆に若き母の姿だからこそ、いっそう観る者に哀しみを呼び起こすのかもしれません。ピエタの主題は「哀悼」でもあるのです。
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DATE: 2006/10/09(月)   CATEGORY: バロック
聖テレサの法悦

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ「聖テレサの法悦」
大きい画像はこちら

以前に「スキピオの自制」で載せたベルニーニとは別人です。
ジョヴァンニ・ベルニーニ → イタリア、ヴェネツィア派の画家(1426-1516)
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ → イタリア、ローマ派の彫刻家(1598-1680)

自分はあまり(絵画に比べて)彫刻には興味がないのですが、このベルニーニの作品は大好きなのです。絵は二次元なので写真でもまあ良いのですが、彫刻に関しては本当に実物を観てみたいですよ!

聖テレサ(テレジア)の法悦・・・これは、夢の中の天使に心臓を矢で突き刺され、法悦(脱魂)を体験したという話です。
まさに恍惚の表情。聖なる奇蹟を題材にしているとは思えないほどの官能美です。これが大理石だなんて信じられません。

彫刻ではこのベルニーニと、あとミケランジェロは別格ですね。ミケランジェロは、絵画だと老若男女問わず筋骨隆々なのがちょっと・・・と思ってしまうのですが、彫刻ではそういうことが気になりません。やはり最高傑作は「ピエタ」ではないかと。これもまたいずれ載せたいと思います。

画像元:Web Gallery of Art
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DATE: 2006/10/01(日)   CATEGORY: バロック
受胎告知

オラツィオ・ジェンティレスキ「受胎告知」
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ようやく載せることができました。自分の好きな絵画の中でもかなり上位にランクされる作品です。数ある「受胎告知」の中では第一位。
前回に書いたアルテミジアの父です。父のほうが娘よりも柔らかなタッチであるような気がしてなりません。(苦笑)

懐胎を伝えるのは大天使ガブリエル。手の白百合は聖母の純潔を示し、窓の鳩は精霊を示します。
しかしアトリビュートのような決まりごとより何より、この場面をドラマティックに鮮やかに描き出すジェンティレスキの画力にただ感服するばかりです。

他には、ダ・ヴィンチもそうですが、パステル調なウスタッシュ・ル・シュウールの「受胎告知」も好みです。あとは正統派ルネサンスなマティアス・グリューネヴァルトやヤン・ファン・エイクあたりでしょうか。どれもそれぞれ味があって良いです。


シュウールの絵はなかなか見つからなかったので、こちらの通販ページより。(上から3番目)



ダ・ヴィンチ
百合におしべが描かれていたりして、実は問題作の一つ。(処女懐胎にふさわしくないから)
大きい画像



ファン・エイク
こちらは有名な「ゲントの祭壇画」閉扉時の上部。
大きい画像(全体)
開扉時の絵はこちら(こっちのほうが有名だと思う)



グリューネヴァルト
こちらも祭壇の一部。
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